こんにちは、インテリアコーディネーターのchiroruです😊
インテリアを考える上、家具のサイズや数をどのように決めたらよいかに悩みませんか!?
出来るだけ大きいソファを置きたいけどうちの部屋に置いても狭くないかな?
テーブルのサイズを大きくしたいけど、うちの部屋の場合どのサイズまで大きくできるのだろう?
などなど、難しいですよね!?
部屋の広さに対して家具が小さい、少ないと殺風景で物足りない印象になってしまうし、逆に家具が大きすぎる・多すぎると、生活動線を圧迫して窮屈な部屋になってしまいます。
そのバランスが案外難しいんですよねー💦
一般的な家具の大きさの目安はありますが、部屋の形状や個々の好みによっても分かれてくるので難しい部分です!
今回は3Dイメージパースを使った事例を交えながら家具のサイズの選び方についてご紹介したいと思います。
本記事の内容
・家具のサイズに関する一般論
・部屋に合わせた家具のサイズや数の選び方
を3Dイメージパースを使ってご説明します!
家具サイズに関する一般的なセオリー
まず最初に家具のサイズに関する一般的な選び方をご紹介します。
今回、代表的な家具であるソファとダイニングテーブルについてご説明します。
ソファ
一般的にソファで一人当たりに必要な幅のサイズは60cmと言われています。
なので、2人なら120cm以上、3人なら180cm以上、4人なら240cm以上が目安になります。
ですが、実際に使ってみると一人当たり60cmだと少し窮屈感があるのが正直な感想です。
私は実際に幅180cmの3人掛け用ソファをずっと使っていましたが、やはり3人座ると窮屈感がありました。ゆったり座りたいときには1人60cmだと狭いかなと思います。
丁度ソファが壊れたタイミングで、ちょっと大きすぎるかな?という心配もありましたが幅210cmのソファ(eilersenのSTREAMLINE)のに買い替えました。
結果とても快適で部屋の大きさとのバランスも良いし、何より見た目もかっこよくすごく気に入っています💛
一人当たり+10cmとれるとよりゆとりがあってくつろげ、また見栄えもよいので個人的にはおすすめです。
最低限必要な幅 | ゆとりを持ってく つろげる幅 | |
2人がけ | 120cm | 140cm |
3人がけ | 180cm | 210cm |
4人がけ | 240cm | 280cm |
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルは一人当たり幅60cm、奥行き40cmが必要と一般的に言われています。
2人用であれば幅60cm×奥行き80cm、4人用であれば幅120cm×奥行き80cm、6人用であれば幅180cm×奥行き80cmが目安となります。
でも、ソファと同じように一人当たり幅60cmのスペースだと少し窮屈に感じるのが正直な感想です。
また、ダイニングチェアに北欧家具でよくみられるような大きめのアームチェアを使う場合には、椅子の両サイドに20cm程度のスペースを空けれる幅にすると、見た目もかっこよくバランスよく配置することができます。
例えば幅50cmの椅子を横に2脚並べる場合
20cm(スペース)+50cm(椅子)+20cm(スペース)+50cm(椅子)+20cm(スペース)=160cm
といった具合にテーブルの幅を計算できます。
最低限必要なサイズ | ゆとりをもって使えるサイズ ※アームチェア幅50cmの場合 | |
2人用 | 幅60cm×奥行き80cm | 幅90cm×奥行き80cm |
4人用 | 幅120cm×奥行き80cm | 幅160cm×奥行き80cm |
6人用 | 幅180cm×奥行き80cm | 幅230cm×奥行き80cm |
例として代表的な北欧のアームチェアであるCARL HANSEN & SONのCH24(Yチェア)を2脚並べた場合にイメージを作成しました。
4人掛けテーブルで必要な幅は120cmですが、両方ともそれよりも大きい幅150cm(左)と幅180cm(右)のテーブルに配置して比較をしています。
CH24の幅は約90cmなので、先ほどの計算でおすすめの幅は180cmとなります。
左の150cmでも120cmより十分大きいのでCH24を2脚配置することはできますが、少し窮屈で見た目のバランスも良くありません。
右のように180cmのテーブルに配置した場合は、程よくスペースを設けられているので使い勝手も良く見た目のバランスもすごくよいです。
大きい方がゆとりがあってかっこいいですよね✨スペース的に問題なければ、ぜひ大きめを検討することをおすすめします!
家具が小さすぎる・少なすぎると部屋が殺風景になる
家具のサイズの選び方に対して一般的なセオリーはありますが、実際の部屋のサイズや形状に合わせて選ばないとバランスが悪くなってしまいます。
なんだか部屋が殺風景で物足りない感じがする…がらーんとした寂しい印象…
というときは部屋の広さに対して家具のサイズや数が少ない可能性があるので要注意です。
実際に3Dイメージパースを使って雰囲気を比較してみました!
2人暮らしを想定した13畳のリビングに2人掛け用のソファとしては十分大きい幅190cmのソファを配置したイメージがこちらです。
2人暮らしなので十分な大きさのソファを配置したはずなのに、なんだか殺風景で寂しい感じがしますよね?
部屋の広さの割にソファが小さい過ぎるためです。
次に、幅300cmでL字型の大きなソファを置いたイメージがこちらです。
先ほどのような寂しい感じがなく、部屋のサイズともバランスがとれて見栄えもよくなってますよね。
でもこんなに大きなサイズのソファは使わないし要らない!
という方もいると思います。
そんな時は家具を大きくするのではなく数を増やすのがおススメです。
空きスペースに2人暮らしの生活が便利になるような家具や雑貨を配置してみたイメージがこちらです。
ソファのサイズは最初と同じ190cmですが、適度に他の家具や雑貨が配置されているため、物足りなさを感じない雰囲気になっています。
3Dパースで確認しながらサイズや数を決めるのがベスト
使う人数によって家具のサイズのおおよその目安はありますが、見栄えの良い美しいインテリアにするには、部屋のサイズや形状に合わせて選んでいく必要があります。
でも、頭の中で想像しながら部屋のサイズや形状に合わせたサイズや個数を選んでいくことは至難の業です。
そんな時は3Dパースで試行錯誤しながら決めていくことをおすすめします!
3Dパースなどで実際の部屋を再現したモデルにいろんな家具を置いて試行錯誤しながら決めていくことでバランスのとれたインテリアを実現することができます。
特に新築建築中などで実際のお部屋がまだない状態でインテリアを検討している方は3Dパースを使った検討を強くおすすめします。
関連
3Dイメージパースで確認する方法はこちらの記事でまとめているので、参考にしてください!
また、家具単品を選ぶだけでなく、部屋の内装(壁紙・床材。照明)やいろんな家具を組み合わせたトータルコーディネートで素敵なインテリアを実現したいという方は更に難易度が上がるため、プロのインテリアコーディネーターに相談してみることもおすすめです😊